恐ろしさと美しさは紙一重

買い物に出かけた途中、土手沿いに作られた公園が真っ赤な花に染められているのが目に入り、つい寄り道してしまいました。

公園を染めていた花は彼岸花。真っ赤で綺麗な放射状の花で、開花時には葉が1つもなくて茎が一本ぴょんと伸びているのが特徴。異質な特徴で普通の花とは違った魅力を秘めていますね。私もつい目を引かれてしまいました。

しかし、名前が彼岸花というだけあり、一面にこの花が広がっている光景をずっと目にしていると、美しさの中に恐ろしさも感じてきてしまいました。多くの人は「綺麗な花ね」と観て周る中、私は恐ろしさの方が気になってしまい、その場を後にしてしまいました。

家に帰ってこの彼岸花を調べてみたのですが、どうやら子のは名の名前の由来は彼岸の時期に咲くからという理由のほかに、強い毒性を持っていることから、死を招く恐ろしい花という意味からも彼岸花と名付けられているそうです。

彼岸花を誤って口にしてしまった場合、吐き気や胃腸の不調があらわれ、最悪麻痺症状を起こして命を落としてしまうとのことです。別名は死人花や地獄花、幽霊花といった名でも呼ばれるくらい、人の死にまつわる花のようです。

そんな恐ろしい花を「綺麗な花ね」と鑑賞するというのは、少々可笑しな風潮だという気さえしてきてしまいました。

人って、こういう恐ろしさと美しさの両方が感じられるものを好むという異質な特徴が結構ありますよね。怖いもの見たさというのにも通じる気がします。

例えば、ジェットコースターやおばけ屋敷なんかがそうです。怖いのになぜか自ら挑むなんて、普通に考えたらありえない行動です。TVの心霊現象番組なんかもそうです。事故映像なんかもつい観てしまいますよね。

こういう人間特有の異質な特徴は、ほどよければ人畜無害であるのですが、行き過ぎるとそれは犯罪行為に発展してしまうものです。それを考えると、恐ろしいもの怖いものを、美しい楽しいといった感情と結びつけるのは、良い風潮では無いような気もしてきます。

まぁ、正常な人間であれば犯罪と犯罪にならない線引きがしっかりとできているものですが、昨今は情報が大量に溢れていてそれが子どもの時分から目に耳にされてしまうものですから、正常な線引きができない人がどんどん増えていると感じられます。

それが今後、犯罪を増やす大きな原因とならなければ良いのですが……。


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